第373章

薄井家の年長者たちが、一斉に椅子から立ち上がった!

 重鎮たちが、ずらりと起立したのだ!

 薄井昌山は何度も試み、車椅子から這い出さんばかりにもがいている!

 薄井家の他の者たちは、驚きのあまり目玉が飛び出しそうになっていた!

「こ、こんなこと、あり得るか?!」

 藤堂光瑠は鼻を鳴らした。「あり得ないわけないでしょ。事実が目の前にあるじゃない!」

 薄井芽子は呼吸を乱す。

「あり得ない!絶対にあり得ない!あんたたち、この子の顔に何か細工したんでしょ。さっきまでこんな顔じゃなかったわ!この子、人皮の仮面でも被ってるんじゃないの?見せなさい!」

 薄井芽子は乱暴に次郎を掴もうとし...

ログインして続きを読む