第390章

午後六時過ぎ、藤堂光瑠はシャワーを浴びて気持ちを整えると、薄井宴と共に息子の待つ病院へ向かった。

 ホテルの正面玄関を出た途端、藤堂家の人々に囲まれた!

 藤堂家の人々はどこからか情報を得たのか、二人がこのホテルに滞在していることを突き止め、直接乗り込んできたのだ。

 藤堂家の三人が来ただけでなく、十数人もの見るからに凶悪な大男たちを引き連れている!

 藤堂光瑠の姿を見ても、藤堂両親には六年も会っていなかった娘との再会を喜ぶ様子も驚く様子もまるでない。

 むしろ薄井宴の姿に驚きの色を浮かべていた。薄井宴の容姿は際立ち、高貴な雰囲気を漂わせており、一目でただ者ではないとわかるからだ。...

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