第439章

藤堂次郎は、まさに恐縮しきりだった。目まできらきらしている。

慌てて服で、自分の小さく汚れた手をごしごし拭く。

さっき人を殴って手が汚れていたのだ。こんな可愛い子の手を汚したくない――そう思って、きれいに拭いてからようやく飴を受け取り、興奮で舌をもつれさせた。

「あ……ありがとう」

「どういたしまして」

小さな女の子がにこっと笑う。

それだけで、藤堂次郎の心はとろけそうになった。

なんだよこの子。いったい誰んちの妹なんだ。

どうしてこんなに可愛いんだ?

ふにふにしたほっぺた。見ているだけでつまみたくなる。

これだ。

これこそ、ずっと夢見てた理想の妹――!

連れて帰りた...

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