第442章

四人が声をそろえる。

「うん、僕たち、ほんとの兄妹だよ!」

宝が首をかしげた。

「でも……パパ、ぼくに言ってなかった。ぼくに、お兄ちゃん、いるなんて」

それを聞いた瞬間、次郎の顔がカッと熱くなる。

「言ってねぇのは、あいつが――」

「次郎」

太郎がそっと次郎の袖を引き、感情が先走りかけた弟を制した。代わりに、宝へにこりと笑いかける。

「それはね。パパが宝に、サプライズしたかったからだよ」

宝は巌谷研一のことが大好きで、もう「パパ」と呼んでいる。ここで巌谷研一を悪く言えば、宝はますますこちらを拒むだけだ。

宝はぱちぱちと瞬きをした。

「サプライズ?」

「うん。信じられな...

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