第482章

圭人には、太郎がどうやって遺灰の真贋を見分けるのか、正直よく分からなかった。

それでも胸の奥は、すっと落ち着いていた。

太郎の力は知っている。冷静で、頭が切れて、決して大口を叩かない。準備もなしに突っ込むような真似もしない。

圭人が尋ねる。

「僕たち、何をすればいい?」

太郎は淡々と役割を振った。

「圭人。薄井昌山とは接点が多いだろ。あいつの家に、目立たないカメラをいくつか仕込め。重点はリビング。10時までに終わらせて」

「次郎。お前と白ちゃんは今日は大人しく家にいろ。体力温存だ。夜、お前らには仕事がある。大事な仕事だ」

「……」

午前、10時が近づく。

太郎は三郎に宝の...

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