第488章

白ちゃんの報告によれば、井戸の底にあった遺灰は――間違いなく鈴川風月のものだった。

だが、その下の状況が最悪だった。薄井宴の様子が、ひどく危ない。

次郎は胸の奥がざわついて、今すぐ降りて確かめたかった。けれど井戸口を離れれば、誰かが隙を突いて邪魔をするかもしれない。

結局、上で見張るしかない。まずは太郎に連絡を入れた。

「兄貴、井戸の遺灰……ばあちゃんのだ」

太郎と圭人は家の小さな書斎にいた。言葉を聞いた瞬間、二人の眉間がきゅっと寄る。

「確定か?」

「うん」

「パパは? 大丈夫なの?」

「パパ、まだ井戸から上がってない。白ちゃんが、状態がかなり悪いって……きっと、怒ってる...

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