第19章:拒否

胸が張り裂けるような痛みが走った。私はその場に膝をつき、震える指でその破片をかき集めた。

「この性悪女!」涙が目に滲んで視界が歪む。「わざとやったんでしょ!」

カミラはわざとらしく恐怖に慄いたふりをして、胸に手を当てた。「ごめんなさい! 本当にそんなつもりじゃなかったの! でも言わせてもらえば、作りがあまり丈夫じゃなかったんじゃない?」

激しい怒りが血管を駆け巡った。私は弾かれたように立ち上がると、ありったけの力を込めて彼女の頬を平手打ちした。

銃声のような乾いた音が室内に響き渡る。

カミラは床に崩れ落ち、その頬には鮮やかな赤い手形が浮かび上がっていた。彼女は赤くなった頬を手で覆う。...

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