第104章

 セレステも、あの気まずい変化にはさすがに気づいていた。

 頬がぱっと熱を帯び、あわてて視線をそらすと、手早くルシアンに薬を塗り終え、慌ただしく新しいパジャマに着替えさせる。汚れたシーツと掛け布団カバーを外し、清潔なものに取り替えた。

 ルシアンは、今回はやけに従順だった。

 言い換えるなら、抵抗しなかっただけだ。

 というのも、自分の情けない反応に気づいてからというもの、ぎゅっと目を閉じたきり、一言も発さなかったのだ。

 セレステに支えられ、もう一度ベッドへと横たえられるまで。

 そのときになって、ようやくあの気まずさの淵から、少しだけ意識が引き戻される。

 セレステの声が、...

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