第194章

 セレステが再び目を覚ましたのは、三日後のことだった。

 しかし、目を覚ましてからというもの、彼女は一切口を利かなくなった。

 医師の診断では身体的な異常は見られず、失語症でもない。ただ、本人が話すことを頑なに拒んでいるだけだという。

 彼女はまるで、以前病に伏せっていた頃の姿に戻ってしまったかのようだった。

 静かで、無口で――そして、何の生気も感じられない。

 ルシアンは胸を締め付けられるような痛みを覚えていた。

 いっそ、彼女が本当に失語症を患っていたあの頃のほうがましだった。少なくともあの時の彼女には、自分を憎むだけの感情があり、生きた人間としての熱があったのだから。

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