第239章

 コールマンはすでに痛みで意識が混濁し、支離滅裂になっていた。

「左……いや、右……左脚だ! 左脚! 左脚です!」

「左脚か……」

 ルシアンは静かに反芻した。

「いいだろう。なら今日は、お前の両脚とも使い物にならなくしてやる」

 言い終わるが早いか、ルシアンはふいに手を伸ばし、恐怖で腰を抜かしている給仕のトレイからディナーナイフを奪い取った。

「や……やめてくれ! ヴィトリさん! 私が悪かった! 本当に悪かった! 許して! 許してください!」

 コールマンは必死にもがきながら後ずさる。股間はすでに醜く濡れそぼっていた。

 ルシアンは哀願など意にも介さず、コールマンの右膝の骨...

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