第36章

 すべての照明が落ち、一条のトップライトだけが、セレステの身体を照らし出した。

 その場にいる全員の視線が、一点に集中する。

 セレステは何もかもを諦めたように、強張った腕を持ち上げ、スピーカーから流れる退廃的な音楽に合わせて身体をくねらせ始めた。

 その動きは、先ほどのルシーのダンスに比べれば百倍もぎこちない。治りかけたばかりの左脚の古傷は、このような激しい動きに耐えられず、すでに鈍い痛みを訴え、ますます硬直していく。

 彼女の全身の動きは異様なほど不自然で、美しさなど微塵もなかった。

 魂が肉体を抜け出し、頭上を漂いながら、眼下で「セレステ」という名の抜け殻が凌遅の刑に処されて...

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