第40章

 セレステは病院へ連れて行かれた。

 検査は長く、そして細部にまで及んだ。彼女はもはや自分が一人の人間ではなく、壊れた機械に成り果ててしまったかのような錯覚を覚えた。

 彼女がどれほどの痛みを抱えていようと、ルシアンが下した命令はただ一つ。この機械を正常に動くように修理しろというものだった。手段は問わない。

 さらに根深い故障の原因など、彼は尋ねようともせず、気にも留めていなかった。

 しかし、どれほど検査を重ねても、結果は最初の見立てと変わらなかった。重度の心的外傷による失声症。

 医師は治療方針を提示した。

 抗不安薬の投与、心理的ケア、発声訓練、そして――最も重要なのが、刺...

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