第44章

 セレステの顔はすでに激痛で蒼白になっていたが、声を上げようにも、干からびた喉が焼け付くように痛むだけだった。

 この言葉すら発せないもどかしさに、いっそ舌を噛み切って死んでしまいたいという衝動に駆られる。

「ちょっとしたことも満足にできないなんて。ただピーピー泣いて、可哀想なふりをしてるだけじゃない!」

 セレステの様子を見て、マーガレットはさらに容赦なく当たり散らした。

 彼女は立ち上がり、見下ろすようにセレステの鼻先を指差して罵倒する。

「あの短命な妹と同じで、何の役にも立たないわね! いや、エミリーはまだ人に好かれる術を知っていたわ。あなたは? 周りに迷惑をかけて、被害者ぶ...

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