第6章
守衛はうつむき、しどろもどろに口を開いたが、言葉を言い終えるより早く、銃口が彼の額に押し当てられた。
「はっきり言え。一体何があった!」
その言葉はローワンの喉の奥からすり潰すように絞り出され、何の抑揚もない分、怒号よりもさらに背筋を凍らせた。守衛は膝から崩れ落ち、額を石畳に擦りつけるようにして言った。
「奥様が……何者かに連れ去られました。止めようとしましたが——止められませんでした」
ローワンの声はさらに半音低く沈んだ。
「この役立たずどもが。女一人も見張れないとは」
彼は一列に跪く守衛たちを一瞥し、ゆっくりと銃をホルスターに収めた。その動作は、銃を抜く時よりもさらに...
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