第7章
監視カメラの映像が、モニターの上で一コマずつ再生されていく。
地下牢の廊下。鉄扉の前に立つベアトリスは完璧なメイクを施しているが、その表情は結婚式でのしとやかな様子とは似ても似つかない。彼女は身を屈め、鉄格子の隙間から声を潜め、一語一語をはっきりと、悪意に満ちた声で吐き出していた。
「あんたは一生幸せになんてなれない。私の足元に這いつくばって、ここで惨めに死ねばいいのよ。誰にも名前すら覚えられずにね」
鉄の扉の中からは何の音もしない。ローワンは眉をひそめ、再生バーを素早く進めた。
画面が切り替わる。ベアトリスが守衛に横を向いて話しかけている。指先で札束を押さえつけると、守衛は...
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