第115章

佐藤玲奈の言葉があったおかげで、白崎雪乃は大胆にドレスの選択に取り掛かった。

最終的に、白崎雪乃は鮮やかな赤のドレスを選び、佐藤玲奈は淡いブルーのドレスを選んだ。その後、いくつかのアクセサリーも選び、店員に一緒に記録してもらった。

支払いの際、白崎雪乃は手にした1千万円の請求書を信じられない様子で見つめた。

「一番安い服でも数千万円するって言ってなかった?まして特注のドレスなら、数億円はかかるはずじゃ...」白崎雪乃は困惑して言った。

佐藤玲奈は白崎雪乃の手を引いて店を出ると、無表情で言った。

「セールをしていたのかもね。あるいは、店が何か特別なプロモーションをやっているのかも」

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