第173章

翌日、白崎雪乃は見知らぬ部屋で目を覚ました。頭の中はまだぼんやりとしていた。

ここはどこだろう?

彼女は痛む頭を押さえながら、昨夜のことを必死に思い出そうとした。

そうだ、佐藤玲奈と食事に行って、お酒を飲んで、酔っ払ってしまったんだ……

白崎雪乃は顔色を変え、急いで布団をめくって自分の体を確認した。特に痛みはなく、服もきちんと着たままだったことに安堵のため息をついた。

よかった……

でもここはいったいどこだろう?どうしてここにいるんだろう?昨夜お酒を飲んだ後の記憶がないのはなぜ?

白崎雪乃は困惑した表情で布団から出て、簡単にうがいをしてから部屋を出た。

部屋を出るなり、白崎雪...

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