第390章

「俺が嵌められたかどうかは別として、結局のところ彼女には済まないことをした。時期を見て法要の手配をしてくれ。せめて彼女の魂が安らかに眠れるようにな」八代倫也は淡々とした口調で命じた。

「承知いたしました」如月源は頷き、そして眉をひそめて言葉を継いだ。「それで、金木香織の件はいかがなさいますか。奥様を死に追いやったとはいえ、呪殺などというオカルトじみた手口では、警察は到底信じないでしょう」

「金木香織の身辺を徹底的に洗え。あれほど狡猾な女だ、俺と出会う前からまともな生き方をしてきたわけがない。必ず刑務所にぶち込めるような埃がでるはずだ」

「かしこまりました」如月源は一礼し、身を翻して部屋...

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