第393章

「あなたの家に?」

佐藤玲奈は怪訝そうに眉をひそめた。

佐藤玲奈の顔色が変わったのを見て、蝶野花舞は拒絶されたのだと思い込み、慌てて声を潜めて釈明した。

「唐突なお願いだとは分かっているのですが……先日、兄が誕生日にたくさんのプレゼントをもらったんです。その中に、かなり高価そうな骨董品がいくつかあって。私たち兄妹は古物の鑑定なんてまったくの素人で、本物かどうかも分からないので、どうかボスに家まで見に来ていただけないかと思いまして」

「あ、もちろんただ働きなんてさせません。時間外の鑑定料は、私の給料から天引きしていただいて構いませんから……」

蝶野花舞はうつむき加減で、もごもごと呟く...

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