第408章

「蝶野さん、ここ数日出勤していないようだが?」

木村直人は少し躊躇ってから、ゆっくりと口を開いた。

「君のボスである佐藤玲奈が、今日スタジオを出た直後に行方不明になったことを知らないのか?」

「まさか?! 嘘をつかないで!」

蝶野花舞は顔面を蒼白にし、信じられないという表情を浮かべた。

「コホン、信じられないなら、今日出勤している……君の同僚に聞いてみるといい」

木村直人は軽く咳払いをして、淡々と言った。

蝶野花舞は表情を強張らせ、この奇妙な男たちに構うことなく、慌ててきびすを返しスタジオの方向へと走り出した。

こんな怪しい男二人の言うことなんか、絶対に信じない!

玲奈姉ち...

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