第451章

堀田知也の灼けるようなキスが、自分の胸元に落ちた。佐藤玲奈の心臓がひくりと跳ねる。まさか朝っぱらから、また――?

「堀田知也……」

玲奈は手を伸ばし、男の胸を押した。

その瞬間、ベッドサイドのスマホがけたたましく鳴り出す。堀田知也のスマホだ。

玲奈はその隙に腕の中からするりと抜け、身を翻してベッドを降りた。床に落ちていた服を拾い、袖を通そうとしたところで――背後から抱きすくめられ、そのまま引き戻される。

「……」

前からこんなにくっつきたがる人だなんて、知らなかった。

堀田知也は片腕で玲奈をきつく抱え込み、空いた手でスマホを取り上げて通話に出た。

「……もしもし」

「市立病...

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