第454章

「こんなに早く!」高橋日菜はぱっと目を輝かせ、四つの御守りを慌てて両手でかき集めた。

手の中の御守りに目を落とし、次いで佐藤玲奈の少し疲れた顔色を見上げる。日菜は声をひそめて尋ねた。

「こういうのって、やっぱり疲れるの?」

「大丈夫」佐藤玲奈は淡々と答える。

邪なるものに対処するのは、ただの御守りでは足りない。それも一度に四つ。精神の消耗は小さくないが、一日休めば回復する程度だ。

高橋日菜はぱちぱちと瞬きをし、疲れている以外は問題なさそうだと分かると、ほっと肩の力を抜いた。

「で、おいくら?」

名家の高橋家に生まれた日菜は、子どもの頃からお小遣いの桁が違う。金を惜しむという発想...

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