第482章

その夜、堀田知也は残業で帰ってこなかった。

翌日は久しぶりの週末。佐藤玲奈は早起きし、さて何をしようかと思っていたところに、堀田知也から電話がかかってきた。

「この住所に来い」

「え?」

玲奈が問い返すより早く、知也は電話を切った。直後、位置情報だけが送られてくる。

映日写真スタジオ。

スタジオ? 何の用だろう。

疑問だらけのまま向かった玲奈は、店の外のショーウィンドウに飾られたウェディングドレスの写真を見て、言葉を失った。

ここ、ウェディング専門のスタジオじゃない……!

知也が私をここに呼んだ理由って——?

入口の前で入るべきか迷っていると、中のスタッフが玲奈に気づき、...

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