第483章

「おばあさま、ご心配には及びません。若旦那と若奥様は、いまのところ関係も落ち着いておりますし、若旦那ももう子どもではありません。あの方は昔から、自分が欲しいものが何かを分かっていて――それを手に入れるために、きちんと動けるお方です」

「きっと、もうすぐひ孫のお顔も見られますよ」

福田は笑みを浮かべて、そう言って宥めた。

「……ええ、あなたの言うとおりだといいわね」

堀田のおばあちゃんは小さく息を吐く。眉間にはうっすらと皺が寄り、表情の憂いは消えない。

「どういうわけかね……このところ、胸騒ぎがして仕方ないの。時間が経てば経つほど、嫌なことが起きそうで。知也が……人を繋ぎ止めておけな...

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