第4章

「あいつ、レイプされそうになったんだぞ!」

 事態を把握する間もなく、ダンテの太い指が私の喉元に食い込んできた。

「全部お前のせいだ!」

 ダンテの目は真っ赤に血走っていた。

「イザベラは手首を切ったんだ! 今、病院で生死の境を彷徨っている! この性悪のくそ女が!」

 私は彼の指を必死に引き剥がそうとしたが、息ができない。

「ふざけ……ないでよ……! 私、何も……してない……」

「まだ白を切る気か!」

 ダンテの手にさらに力がこもる。彼はポケットからくしゃくしゃになった紙切れを引っ張り出し、私の顔に叩きつけた。

「遺書に全部書いてあったんだよ! お前が男たちを差し向けて、あ...

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