第185話自分の手で殺す

ライラ視点

私は生き残った暗殺者たちを率いて、主戦場へと引き返していた。胸の鼓動が焦燥に駆られて激しく鳴る。失敗した任務の光景が脳裏に蘇るが、後悔している暇はなかった。レイノルズは死に、キーランは紛れもなく生きている。

金属が鉤爪とぶつかり合う音、苦痛と怒りの咆哮、そして遠くで超自然的なエネルギーが衝突する紛れもない炸裂音が聞こえる。ドリアンの五百人の精鋭部隊は、エリック率いる人狼と吸血鬼の連合軍と絶望的な戦闘を繰り広げ、そして、ひどく劣勢に立たされていた。

混沌の渦中、キーランはまるで死そのもののように動いていた。彼女の瞳孔は、完全な殺戮衝動に陥ったことを示す、あの恐ろしい深紅へと変貌...

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