第194章エリックの日誌 (3)

エリックの日記

二十五歳

計画は実行に移された。セラフィナが驚くほど役に立つことが証明された。ライラへの憎悪が、彼女を私の目的にかなう策略へ喜んで加担させている。

アルファの番を単に奪うことはできない。だが、もしその絆が自然に壊れ、ライラが拒絶され追放されたなら、彼女は勧誘に対して脆弱になるだろう。

赤子のすり替えは私の要求を完璧に満たす。セレストは死んだ時、妊娠していた。デラクロワが彼女の子宮内で子を維持することに成功し、数ヶ月にわたる魔法的な介入の末、私には娘ができた。レイヴンだ。

娘が衰弱し、死にかけた時、セラフィナがライラに罪をなすりつける手はずになっている。ドリアンは子を危険...

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