第百三十九章 俺は永遠にお前たちが必要だ

鳳宗一郎と鳳琴音は互いに支え合うようにして、ソファへと崩れ落ちた。たった一瞬で、何年も歳を取ったみたいに見える。

二十年育ててきた娘が、ある日突然、敵として牙をむく。しかも辿り着いた真相と結末は、あまりにも醜く、あまりにも救いがない。その衝撃は、商売の世界でどれほど荒波をくぐってきたとしても、比べものにならない重さで胸を潰した。

二人が痛んでいるのは、鳳美桜を失ったことそれ自体じゃない。二十年という歳月を、違う相手に注いでしまったこと。真心を、踏みにじられ、利用され尽くしたこと。そして何より――自分たちの実の娘が、この二十年、どれほどの苦しみを背負ってきたのかと思うと、心が裂けた。

鳳...

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