第14章 どうして自分の家の金を稼げるのか

鳳琴音の顔色が、さっと変わった。さっきまで浮かんでいた笑みが一瞬で消える。

「美桜! 何を言ってるの!?」

鳳宗一郎も表情を沈め、怒気を押し殺した声で告げた。

「鳳美桜。言葉を慎め」

鳳一輝は眉間に深い皺を刻んだまま黙っている。だが、鳳美桜へ向ける視線には、はっきり冷えたものが混じっていた。

アマンダと助手は、思わず半歩下がって頭を垂れる。耳がなかったことにしたい、という顔だ。

名門の内輪話なんて、聞いていいわけがない。

――ただ一人。

鳳咲夜だけは、あくまで平然としていた。

むしろ面白がるように眉を軽く上げ、興奮で目を赤くしている鳳美桜を眺める。

もう我慢できない、って...

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