第百四十三章 ここに残って私に付き合ってよ

鳳宗一郎、鳳琴音、鳳一輝――やはり三人とも、まだ起きていた。

鳳琴音はソファにもたれ、顔色は青白い。腫れた目元が赤い。……さっきまで泣いていたのが一目で分かる。

鳳宗一郎は両手を背に回したまま窓辺に立ち、外の重たい夜の闇を見つめていた。何を考えているのか、表情からは読み取れない。

足音に気づいた三人が、同時に振り向いた。

「父さん、母さん、兄さん。こんな時間まで、どうして休まないの」

鳳咲夜は静かに近づく。

「咲夜……帰ってきたのね!」

鳳琴音が弾かれたように身を起こし、娘を見つめた。

「尊也さんも来てくれたのね。さあ、座って」

焦るように声を落とし、

「……もう、片付い...

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