第百四十八章 お前は俺を殺すつもりだ

鳳咲夜は、自分の考えを包み隠さず口にした。

「私の提案ですけど……鳳美桜が出てきたからといって、いきなり縁を切って追い出すのはまずいです。世間が鳳家に不利な受け取り方をします。でも、彼女をメインレジデンスに戻すのも論外。――驚いて心身が弱っている、療養が必要、という名目で別荘に移しましょう」

そこで一拍、咲夜は言葉を整える。

「ただ、静心別荘は避けるべきです。あそこには近藤の息がかかっている可能性がある。……城郊の墨雲荘なら、環境も静かで、こちらが人を置いて見張りやすい。場所としても悪くありません」

鳳宗一郎はすぐに意図を汲み取った。

「それがいい」

「別荘のほうは、私が信用でき...

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