第184章 老屋に泥棒が入った?

宝生尊は受話器の向こうへ低く言い放った。

「分かった。人を見張れ。すぐ手配する」

そう言って通話を切る。

振り返った彼は眉間に深い皺を刻み、足早に鳳咲夜のもとへ戻った。

鳳咲夜はフォークを置き、立ち上がって尋ねる。

「どうしたの? 西院のほうで何かあったの、それとも……」

宝生尊は首を横に振った。

「西院じゃない。さっき、こっちの人間から連絡が入った。カルスの足取りを掴んだ」

「もう?」

鳳咲夜の目がぱっと冴える。

「どこで見つけたの? 身柄は押さえた?」

宝生尊は一度、目を閉じた。瞳の奥に重い色が差す。

「見つけた時には……もう死んでた。口封じだ。そばにいた使い走り...

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