第200章 君にとんでもない秘密を教える

誰もが思わず息を呑み、いっせいに入口へ視線を向けた。

次の瞬間、警察官が病室へ入ってくる。

「鳳咲夜さん。失礼します。市局刑事捜査支隊の者です。井添幸哉の件で、いくつかお伝えしたいことがありまして。あと……」

警察官は言葉を切り、急に言いにくそうな顔になった。

「井添幸哉本人から、ひとつ“要望”が出ています」

鳳咲夜は背筋を正し、軽く頷く。

「どうぞ」

「井添幸哉およびその犯罪グループの主要な証拠は、こちらでほぼ押さえています。証言と物証のつながりも十分で、供述を覆す可能性は低い。法の下で厳罰は免れません」

その言葉に、病室の空気がふっと緩む。

だが警察官は、そこで口調を変...

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