第201章 あなたはまさに狂人だ

「……あんた、叔父さんに……あの女を犯せって、強要したの……!?」

鳳咲夜は、信じられないという顔で声を震わせた。

ガラス越しに、井添幸哉はその“驚愕”を面白がるように眺めていた。

手首の枷を鳴らしながら、ひらひらと手を振る。ふざけた笑みのまま、軽い調子で言う。

「チッ、そんなに取り乱すなよ。だいたい調べたんだろ? 全部、俺の手が入ってる。直接でも間接でもな。今さら驚くのか? 信じられないって顔してさ」

身を乗り出し、鳳咲夜の縮む瞳孔を覗き込む。言葉を一つずつ、ねっとりと落としていく。

「鳳咲夜、分かれよ。俺みたいな人間はな、泥沼の底から這い上がってきたんだ。生きるためなら、上に...

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