第234章 この男は私が自ら始末する

「君の推測は当たっている。あの滋養薬には神経毒性のある物質が混ぜられていた。服用者の血管をじわじわ脆くし、脳神経を慢性的に蝕む。引き金になるのは、一般的な活血化瘀系の薬だ。つまり、滋養薬に“何か”が入っていても、おじいさまが血流改善の薬を飲まなければ、短期的には大事にはならない。相手は用量と誘因を計算していた。おじいさまが異変に気づいたあと、奴らはこっそり活血の薬を飲ませた……だから、その日に発作が起きたんだ」

 鳳咲夜は、ひゅっと息を呑んだ。

 白鶴斎は怒りを抑えきれず、報告書を握り潰すほど強く掴む。

「これは意図的な時間稼ぎだ。誰かが救命を邪魔していた。しかも、あのとき救命に関わっ...

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