第246章 とても見覚えのある後ろ姿

鳳咲夜は跳ね起きるように上体を起こし、スマホを握り潰さんばかりに指を締めた。

「……本当なの?」

受話口の向こうから、槇武一の焦った声が返ってくる。

「千真万確です、ボス。俺は須藤康光の線を辿って、あいつの裏を洗ってただけなんです。そしたら……まさか、こっちが引っかかるとは。こんなに早く出るとは思ってませんでしたけど、出てきたものが出てきた以上、見間違いようがありません」

鳳咲夜はゆっくり拳を握り、目を閉じて深く息を吸った。

「分かった。掘り続けて。深ければ深いほどいい。当時の関係者は全員。ひとりも漏らさないで」

「了解」

槇武一の即答を聞き、鳳咲夜は通話を切った。

スマホを...

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