第252章 あなたはどんな計画があるのか

鳳美桜は、つい口を滑らせたと気づいたのだろう。視線がぱちり、ぱちりと素早く揺れ、鼻で強くふん、と鳴らす。さっきよりも棘の増した声になった。

「……言い直すわ。鳳咲夜が鳳家の実の娘なのは事実。でも、あの子は外で野良犬みたいに二十年も好き勝手してきた。鳳家に戻ってきて、まだ何日よ? 私は鳳家で丸二十年。お父さまとお母さまのそばで尽くして、親孝行して、大小のパーティーにもずっと付き添ってきた。鳳家の“顔”を二十年守ってきたのは私よ。途中から戻ってきた子が、何をもって私と比べるの? 鳳家の本物のお嬢様にふさわしいのは、私だけ!」

江崎拓海は即座に、これでもかというほどの賛同を顔に貼りつけて、力い...

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