第268章 もう一つサプライズを君にあげる

男はびくりと肩を震わせ、鶏が餌をついばむみたいに勢いよく頷いた。

「問題ないです、問題ないです! 全部、鳳さんの言う通りに! 鳳さんが『こうしろ』って言うなら、俺はその通りにやります! 余計なことなんて一言も――!」

そう言いながら、縛られて痺れきった手首を思わず擦る。恐る恐るまぶたを持ち上げ、探るように口を開いた。

「……ただ、鳳さん。ひとつだけ、どうしても分かんねえことがあって。なんで、あいつを帰国させて取引しないんです? 海外でやると、変数が多すぎて……鳳さんでも場を抑えにくいでしょう。国内に呼び戻しちまえば、鳳さんが直接押さえられる。そっちの方が手っ取り早くないですか」

鳳咲...

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