第32章 婚約は当然鳳さんと履行するべきだ

鳳咲夜は遠回りして鳳家へ戻った。その道中、星野きららからのメッセージ爆撃が止まらない。

『きらら:どうだったどうだった!? 何かされなかった!? なんで一緒に帰ってんの!? それってアレ!?』

鳳咲夜は思わず吹き、返信した。

『何もないって。あの人の祖母が倒れたから、お見舞いに行っただけ』

『きらら:あー……そうなんだ。じゃあペンダントの件、あの人に渡しちゃったの? 大丈夫? だって2億だよ!?』

『心配しないで。あの人はそういうタイプじゃない。少なくとも、おじいちゃんの件に関しては信用できる』

『きらら:うわうわうわ! 今の聞いた!? あの上から目線の鳳お嬢様が、男を褒めた!?...

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