第38章 まさに才子佳人、実にお似合い

白鶴斎は視線を鳳咲夜と鳳一輝の間で行ったり来たりさせ、にこにこと言った。

「いやあ、若いのに見目もいいし、立ち姿も立派だ。うちの子と並ぶと、まさに才色兼備ってやつだな。お似合いだ、お似合い!」

鳳咲夜「…………」

鳳一輝「???」

鳳咲夜は額に手を当て、諦めたように息を吐く。

「先生……誤解です。こちらは私の兄です」

そして、まだ状況が飲み込めていない鳳一輝へ向き直り、紹介した。

「兄さん、こちらは白鶴斎先生。私の……医学の恩師です」

「兄……?」

白鶴斎は鼻梁の老眼鏡を押し上げ、信じられないものを見るように鳳一輝を上から下まで眺めた。

須藤家の長男――あれは、甘やかされ...

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