第48章 お前に二つの選択肢をやる

鳳美桜は目を見開いた。

その反応に鳳咲夜は満足げに、口元の笑みをさらに深くする。

「あなた、こう考えたんでしょ。控室にはあなたたち二人きり。男女が、まともに服も着てない状態で一緒にいたら、何があったかなんて簡単に言い訳できない。私が入ってきて計画は崩れたけど、それでも“一石二鳥”を狙えるって」

咲夜は、血の気が引ききった鳳美桜の耳元へ顔を寄せ、囁くように言った。

「私がこの場を見たら、宝生尊と結婚する気なんて失せるはず。あとはあなたが大騒ぎしてパパとママを呼べばいい。たとえ実の娘じゃなくても、二十年の情がある。あの二人なら冷血じゃない。宝生家に“落とし前”を求めてくれる。そうなれば、...

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