第87章 私たちは確かに一緒になった

「……私たち、確かに付き合っています」

その一言が落ちた瞬間、リビングがすっと静まり返った。

次いで、鳳宗一郎が我に返り、顔いっぱいの笑みで何度も頷く。

「よしよしよし! よかった! 本当によかった!」

鳳琴音はさらに興奮した様子で鳳咲夜の手をぎゅっと握り、隣に立つ宝生尊にも視線を移す。

端正な顔立ち同士。並んだだけで絵になる。

「二人がちゃんと気持ちを分かち合って、こうして一緒になってくれて……お母さん、すごく嬉しい! 尊くんはいい子だもの。咲夜のこと、お願いね。安心して任せられるわ!」

鳳宗一郎も、宝生尊の肩をどん、と力強く叩いた。目元にはすっかり父親の満足げな光。

「尊...

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