第13章 彼女こそお嬢様

「寧々の言うとおりね」

小林栞里はうなずいた。

「オーダーメイドの服はすぐ届かないし、午後はパパに連れて行ってもらってニューアホールで買い物しましょう。服をたくさん買ってきて!」

萩原寧々は、首を伸ばしっぱなしで痛い。ネックレスは一本も奪えなかったのに、今度はこの私生児を連れて買い物だなんて――。

ニューアホールがどんな場所か、知っている。N市でいちばん高い、超一流のショッピングモール。

こんな女に、ふさわしいわけがない。

「パパの手を煩わせなくて大丈夫です」

水紀は困ったように笑った。買えないわけじゃない。ただ、Tシャツのほうが着心地がいいと思っていただけなのに。

「そうね...

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