第17章 彼氏を紹介する

「お黙り!」

御堂のおじい様は御堂蓮司に向かって白い目を向けた。

「お前が嫁を連れて帰ってこないなら、弟のほうに嫁を見つけてやって何が悪い?」

今度は御堂蓮司が言葉に詰まった。

「御堂のおじい様、お元気そうで何よりです」

水紀はゆっくり立ち上がる。

「数値はどれも問題ありません。ただ、しっかり休養も取ってくださいね」

「はいはい。水紀の言うことなら、じいちゃん何でも聞くよ」

まだどれだけ話したというのに、もう自分のことを「じいちゃん」呼びだ。

それだけ水紀が気に入ったのだろう。

「では、ゆっくり休んでください。失礼します」

水紀が身を翻した、その瞬間。

御堂のおじい様...

ログインして続きを読む