第278章 ひどい目に遭う

朱里由衣は、ふう、と息を吐いてから、痛々しいほど弱々しい声で切り出した。

「……うちの父は、三年前の和光建設の現場事故で、刑務所に入れられたままなんです。今も、出てこられません。でも……本当は、父のせいなんかじゃない! 父は、御堂グループの社員さんの身代わりになって……全部の罪を、ひとりで被ったんです!」

言葉が震え、彼女の瞳に涙が滲む。

「父はもう年なのに……あんなに苦しい思いを……」

言い終える前に、ぽろぽろと涙が落ちた。

コメント欄が、一気にざわつく。

「三年前の事故、知ってる! 死者めちゃくちゃ出たやつだろ!」

「そうそう! あれ特大の惨事だった! 御堂グループが原因っ...

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