第42章 対面

レストランで、水紀は白坂おじいちゃんと話が弾み、すっかりご機嫌だった。

「白坂おじいちゃん、最近ずっとH国にいらっしゃったんでしょう? あっちの大統領が、新しいエリアの開発のために、わざわざ招いたって聞いたけど」

白坂志山は、水紀の大好物を取り分けてやりながら、目尻を下げて答えた。

「そうだな。忙しくて、足が地につかないくらいだ」

水紀は思わず口を尖らせる。

「引退するって言ってたのに。数か月も休んでないじゃない、また仕事に戻って」

「今回は断るつもりだったんだがな。行ってみたら、H国ってのは本当にいいところだった」

白坂志山は箸を置かずに続ける。

「環境が抜群で、空気の指数...

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