第43章 年上男を引っ掛ける

三浦亮治も、二階にいる人物をはっきり目にした。

途端に、眉間が沈む。

――なんで、あんな年寄りと腕を組んでる?

新田家を出たら、もう生きていけないってことか。

よりにもよって、そんな自尊心の欠片もない真似を……!

「亮治兄さん」

新田真乃が小さく声を落とす。

「見間違いじゃないよね。あれ、水紀……?」

三浦亮治は硬い声で答えた。

「……ああ、あいつだ」

「うそ……」

真乃は口元を押さえ、目を丸くする。

「N市に残りたいからって……あんなおじいさんの相手をしてるってこと?」

三浦亮治の顔色が、さらに陰った。

真乃はため息をつく。

「あの人、年齢的におじいちゃんどこ...

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