第50章 パーティー

山崎和美は娘の手を引いて、隣に座らせた。

「なにが“いい知らせ”なの?」

「ダンスコンテストで準優勝したの!」

山崎和美はぱちぱちと瞬きをし、さっきまでの怒りなど一瞬で吹き飛んだ。

「……本当?!」

あの大会の噂は知っている。出場者は、名のある家の令嬢ばかりだ。

その中で――自分の娘が、二位。

「それにね、ママ。誰が優勝したと思う?」

「誰?」

「萩原家のお嬢様、萩原寧々さん!」

新田中尾もじっとしていられなくなり、目の奥の興奮を抑えきれない。

「世界一の大富豪っていう……あの萩原家のお嬢様か?」

「うん、そう」

「よし! よし!」

新田中尾は嬉しそうに太ももを叩...

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