第136章

彼女は視線を引き戻し、背筋をいっそう伸ばした。

新藤グループの発表は出来がいいとは言えない。だが少なくとも、彼女のチームは壇上に立っていた。

それに比べて黒田理沙は――壇上に上がる資格すらない。

このあとルイチュアングループの番になったら、見てやればいい。男に取り入って潜り込んだだけの女が、いったいどんな「まともなもの」を出せるのか。

専門家に突っ込まれて言葉に詰まり、化けの皮が剥がれるところを。

そう思うと、黒田美穂の口元が意地の悪い弧を描いた。腕を組み、椅子の背にもたれる。視線は終始、黒田理沙に縫い付けたまま――失敗する瞬間を待つ。

ほどなく、新藤グループの発表は、盛り上がり...

ログインして続きを読む