第199章

食事を終えると、青山遥斗は立ち上がって階段へ向かった。

「先に風呂入ってくる。丸一日移動だったし、全身ほこりだらけだ」

黒田理沙も席を立ち、部屋へ戻ろうとする。

階段口まで来たところで、背後からぱたぱたと足音が追いかけてきた。

青山美玲が食卓のほうから小走りで寄ってくる。両手に抱えているのは、手のひらサイズの銀色のロボットだった。

「姉ちゃん、見て」

弾むような声で、美玲はその小型ロボットを理沙の目の前に差し出す。

「遥斗兄がくれたの。最新の介護・伴走ロボットなんだって。全身マッサージもできるし、睡眠の質もモニタリングできるの。内部テスト版で、まだ市販されてないから、お金があっ...

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